「がん支持医療者」Eラーニングポータルサイトや認定がん支持医療者制度に関して、FAQ:よくある質問と答え をまとめています。申請やお問い合わせの前にご確認ください。

2025年○月○日作成
2025年○月○日更新

1章:制度の概要

Q1-1 認定がん支持医療者制度の目的は何ですか?

A1-1 本制度は、がんの症状や治療に伴う有害事象、精神的・社会的苦痛からの解放を目指して、患者に質の高い支持医療を提供できる医療従事者の養成と認定を行い、がん診療の発展および国民の福祉に貢献することを目的としています。

Q1-2 「認定がん支持医療者」とはどのような資格ですか?

A1-2 がん診療やケアに携わる医療従事者のうち、支持医療に関する知識・技能・態度を備え、学会による認定登録を受けた者を指します。

Q1-3 認定がん支持医療者資格を取得するメリットは何ですか?

A1-3 以下のような多くのメリットがあります:
専門性の証明:がん支持医療における専門的な知識・技能・態度を備えた医療従事者であることを学会が公式に認定するため、専門性の客観的な証明となります。
キャリアの向上:医療機関内での役割や活動の拡大、指導的役割や研究活動の機会拡大につながる場合があります。
信頼性の向上:患者さんや多職種医療チームからの信頼性が向上し、より良質なケアの提供につながります。
教育機会の拡大:学会主催の研修・セミナーへの優先的な参加や、認定施設における教育指導の機会も増えます。
認定施設責任者の資格条件となる:継続的に認定医療者であることが、認定施設責任者の要件のひとつとなります。

Q1-4 申請できる医療資格にはどのようなものがありますか?

A1-4 以下の資格が対象です:
【国家資格】医師、歯科医師、看護師、保健師、助産師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、臨床工学技士、義肢装具士、歯科技工士、歯科衛生士、救急救命士、言語聴覚士、管理栄養士、公認心理師、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師
【都道府県認定資格】准看護師、ホームヘルパー、介護支援専門員
【医療関係団体資格】病院管理士、診療情報管理士、臨床心理士、認定遺伝カウンセラー、遺伝性腫瘍コーディネーター
※上記に該当しない場合でも、専門認定制度委員会が個別に判断する場合があります。

Q1-5 研修カリキュラムにはどのように参加登録するのですか?

A1-5 日本がんサポーティブケア学会(JASCC)の正会員または国際会員であれば、研修カリキュラムに参加登録が可能です。登録費用は2025年○月現在、会員であれば無料です。将来的には非会員の方も利用できるように検討していますが、年間利用料が必要となる予定です。この機会にぜひ会員としてご参加ください。

日本がんサポーティブケア学会 入会のご案内

http://jascc.jp/join/

Q1-6 登録の際に必要な情報は何ですか?

A1-6 以下の情報をオンラインで登録します:
・氏名、所属、専門職種
・アカウント情報(ID、メールアドレスなど)
・事前アンケート(専門性、関心分野など)

Q1-7 登録方法はどのような手続きになりますか?

A1-7 研修カリキュラム参加申込みフォームを通じて手続きできます。参加登録が完了すると、ログイン用アカウント情報が発行され、Eラーニング等の研修プログラムにアクセス可能となります。

Q1-8 研修カリキュラムの単位はどのように取得するのですか?

A1-8 単位は、JASCCが開催するセミナーや研修会(対面・オンライン形式、グループワーク等)への参加によって取得します。1時間の学修につき1単位として換算され、事前・事後学修も含めます。総論・各論の分類があり、バランスよく取得する必要があります。

Q1-9 研修単位として認定されるにはどうすればよいですか?

A1-9 セミナーや研修会の参加後、学会または主催者から受講証明書が発行されます。これが単位取得の証明となり、申請時にコピーを提出します。なお、評価方法として試験やルーブリックによる技能・態度評価が実施される場合もあります。

Q1-10 不正行為や迷惑行為があった場合はどうなりますか?

A1-10 以下のような不正・迷惑行為が認められた場合、単位取得は無効となり、以後の受講資格も失います。さらに3年間の申請停止措置が科されることがあります。
例:代理受講、無許可の録音・録画・撮影・配信、運営妨害、講師の指示に従わない行為など。

Q1-11 症例一覧表はどのように作成すればよいですか?

A1-11 自身が主体的に関わったがん患者10症例(予備含め最大12症例)の診療・ケア実績を記載し、支持医療に関する関与を明記してください。がん種、治療法(手術、放射線、薬物、緩和など)は問いませんが、支持医療に関連する内容が必要です。診療形態(入院・外来・在宅)も問いません。

Q1-12 研修単位が得られるセミナーを企画するには、どのような準備が必要ですか?

A1-12 以下の手順・要件を満たす必要があります:
目的と到達目標の設定:研修のねらいや学習成果を明示する
プログラム設計:講義・グループワークなど形式を定め、事前・事後学修も含めて設計する
時間配分と単位設定:学修1時間あたり1単位とし、全体の時間と単位数を設定
評価方法の明示:試験、技能・態度の評価(ルーブリック評価)などを定める
運営上の禁止事項・倫理遵守:代理出席・録音録画の禁止などを受講者に明示
専門認定制度委員会への申請・承認:実施前に内容を協議・申請し、承認を得る必要があります
この準備により、参加者は学会認定の単位を取得できるセミナーとして認定されます。セミナーの情報はJASCCのホームページに掲載され、JASCC会員に広く案内がなされます。

【分類2】認定申請に関する事項(新規)

Q2-1 認定がん支持医療者の申請資格には何が必要ですか?

A2-1 以下が必要です:
(1) 医療やケアに関する公的資格を有すること(Q1-4参照)
(2) がん医療やケアに現在従事していること
(3) 緩和ケア研修会を修了していることが望ましい
(4) がん支持医療研修カリキュラムの単位を取得していること
研修単位を40単位以上(うち総論20単位以上)取得していること

Q2-2 申請に必要な書類は何ですか?

A2-2 以下の書類を提出します:すべてオンラインによる提出で、郵送による提出は受け付けません。
・認定申請書
・従事証明書
・資格証明書の写し
・緩和ケア研修会修了証明書(望ましい)
・研修カリキュラム修了証明書
・症例一覧表(10症例+予備2症例)
・業績記録と証明
・単位取得証明書

Q2-3 どのように申請すればよいですか?

A2-3 Eラーニングサイトよりオンライン登録後、必要書類をダウンロード・印刷し、オンラインで関連資料とともにアップロードして提出します。

Q2-4 審査に合格した後はどうすればいいですか?

A2-4 審査に合格した後は、合格通知とともに認定についての案内が送付されます。内容に沿って、認定料の支払いなど必要な手続きを行ってください。

Q2-5 審査に不合格だった場合はどうなりますか?

A2-5 不合格となった場合、改めて書類を作成いただき、次の申請機会に申請をご検討ください。なお、申請、研修、試験中において不正行為や迷惑行為があった場合や虚偽の申請などがなされた場合、その日から3年間は再申請ができません。また、施設長等に結果が通知されることがあります。

Q2-6 審査の合格基準はどのように決まっていますか?

A2-6 合否は、専門認定制度委員会の合議で決定された評価基準に基づき、毎年理事会で議決・公知されます。試験、技能・態度評価(ルーブリック)、業績・症例の妥当性などが総合的に審査されます。

Q2-7 申請料や認定料、更新料はどのくらいかかりますか?

A2-7 申請料・認定料・更新料は、学会が別に定めた金額となっています。申請前に学会ホームページなどで確認してください。費用はすべて申請者の自己負担で、提出書類の作成・通信費も含まれます。

【分類3】更新に関する事項

Q3-1 資格の有効期限と更新条件は?

A3-1 資格の有効期間は5年です。更新時には、以下の要件を満たす必要があります:
・認定資格を有していること
・学会の会員であること
・がん医療やケアに従事していること
・更新対象のプログラム20単位以上(総論10単位以上)の取得

Q3-2 更新申請に必要な書類は何ですか?

・更新申請書
・従事証明書
・研修カリキュラム修了証明書

Q3-3 更新が間に合わない場合の救済措置はありますか?

A3-3 正当な理由(留学・育児・介護等)がある場合、最長3年の更新猶予申請が可能です。手続き忘れや会費未納による猶予は最長1年です。猶予中は「認定医療者」と名乗ることはできません。

【分類4】認定の失効・再申請

Q4-1 認定資格が抹消されるのはどのような場合ですか?

・本人の辞退
・更新申請をしなかった場合(猶予を除く)
・虚偽・偽造の申請
・認定者として不適切と専門認定制度委員会が判断した場合

Q4-2 抹消後に再申請はできますか?

A4-2 辞退・更新未申請による抹消者は、翌年以降に再申請が可能です。虚偽等による抹消者は、3年間申請できません。

【分類5】認定施設および責任者

Q5-1 認定施設とは何ですか?

A5-1 がん支持医療の提供体制や教育体制が整った病院で、学会の審査により認定された施設です。認定期間は5年間です。

Q5-2 認定施設の申請条件は?

A5-2 以下のいずれかに該当する施設です:
・がん診療連携拠点病院等
・特定機能病院
・学会により承認されたその他の施設(一定の診療・教育体制を備える)

Q5-3 認定施設の更新手続きは?

A5-3 更新は5年ごとで、申請書類と責任者情報を学会に提出します。責任者が変更になった場合は届出が必要です。

Q5-4 認定施設責任者の条件は?

A5-4 以下の条件をすべて満たす者です:
・認定医療者である、またはそれに準じる資格を有する
・施設に原則常勤である
・施設長の推薦を受けている